2017年08月09日

笑う!田舎暮らし「半農半XYZ・・・」

(コープ自然派Tabel タブル」2008.9月号)

 先日、とあることで新聞記者のインタビューを受けて職業を聞かれた。ん? 職業とな。ふ〜む、へたっぴながら自給用の畑もしているがそれですべての食材を賄っているわけでなく、いまだにいただく野菜の方が断然多い。雑誌や新聞に連載をさせてもらっているが、それだけで家族を養えるほどのものでもない。週2回ほど村民セクターの店にアルバイトに行っているが、山村留学にも関わっているのでフルで出勤できるほど時間的な余裕もない。

 他に、片手で数え足りないほど、いろいろ掛け持っていることに自分でもはたと気がつき、「ん〜、どの職業にしましょうかね〜」と、困ったのは若い新聞記者。「ひとつに絞らないとだめですかね」「そうですね〜…」。で、結局違う人にインタビューし直していた。

 「職業」とはなんぞや、と考えてみた。働いて、その報酬として現金を得ることならば、収入の総額から見て、一番額を高く得ているものが職業なのかなあ。でも、それを生業として位置づけられない自分もいる。

 田舎に住んでいると、お金にならない共同作業がたくさんある。祭の準備、お葬式の段取り、水の管理、寺の掃除やもちろんPTAのしごとも、みんな半端でない力の入れようである。時期にもよるが、現金を得るしごとより、そういった共同作業に充てる時間の方がはるかに上回ったりもするのだ。そしてそれが村の人たちとの大切なコミュニケーションの場であるのだから、お金を得るわけではないけれど、私としては一番上位に位置づけたいしごとでもある。

 そんなことを思うと、特に秀でた才能のない私は「半農半X」どころではなくXもYもZも有りで、まあ変数の多い事。それでもそこそこやっていけたりする。しかもどれも捨てがたい魅力のあるしごとであり、同時進行することで互いに影響しあって高めていくことができる、私的には実はどれも一つにつながったしごとなのだ。と、ここまで説明すると最後までじっくり聞いてもらえそうになりので、新聞記者さん、どうか私にはインタビューしないで下さいね〜。
posted by pon at 15:05| Comment(0) | 連載
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